Try and Error

SEによる検証報告やエラーとの闘い

2016年07月

Windows Server 2012 R2ではiSCSIの設定のPowershellも整備されている。
GUIを使わずに設定する方法を紹介します。

まずはMSiSCSIの自動起動を有効にし、開始する。
Set-Service MSiSCSI -StartupType Automatic
Start-Service MSiSCSI

イニシエーター名を変更する。
$InitiatorNodeAddress = (Get-InitiatorPort).NodeAddress
Set-InitiatorPort -NodeAddress $InitiatorNodeAddress -NewNodeAddress <イニシエーター名>
キャプチャ


探索タブに追加する。
New-IscsiTargetPortal -TargetPortalAddress <ターゲットIPアドレス> -InitiatorPortalAddress <イニシエーターIPアドレス>
キャプチャ1


ターゲットに接続する。
$TargetNodeAddress = (Get-IscsiTarget).NodeAddress

Connect-IscsiTarget -NodeAddress $TargetNodeAddress -TargetPortalAddress <ターゲットIPアドレス> -InitiatorPortalAddress <イニシエーターIPアドレス> -IsPersistent $True -IsMultipathEnabled $True

キャプチャ2


-IsMultipathEnabled $Trueは複数パスを有効にするオプション。
NetAppに接続する時はこれを使うのが一般的なのかな。
キャプチャ3



設定の確認。
Get-IscsiTargetPortal
(Get-IscsiTarget).NodeAddress


MPIOの機能を追加する。
Add-WindowsFeature Multipath-IO

MPIOでiSCSIデバイスのサポートを追加する。
Enable-MSDSMAutomaticClaim -BusType iSCSI

再起動する。
Restart-Computer
キャプチャ4
























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Windows Server 2012 R2でMPIOを構成する場合に特に適用すべき修正プログラムは以下です。
(2016年3月時点)

システムは、配列のコピーではなくホストのコピーに失敗するか、記憶域 LUN に Windows Server 2012 R2 のリセット後
https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/3121261


他にももちろん適用するべき修正プログラムはあると思いますが、
MPIOが正しく働かない場合に問題となるのは大抵以下の2つのドライバです。

・Mpio.sys
・Msdsm.sys

その為、上記2つのドライバを最新にしておけば、
パスが切り替わらない、障害を検知しないなどの既知のバグは解消できるはずです。

バージョンで言うと以下のバージョンが2016年3月時点では最新でした。
Mpio.sys (6.3.9600.18217)
Msdsm.sys (6.3.9600.18217)

※iSCSI構成の場合には別途、iSCSI関連のドライバを最新にする必要があります。
ISCSI セッションの後にデータが破損しているか、パスは、Windows Server 2012 R2 または Windows Server 2012 の回復
https://support.microsoft.com/ja-jp/kb/3102997
Msiscsi.sys (6.3.9600.18123)



Powershellでドライバのバージョンを確認したい場合は次のコマンドで確認可能です。

(Get-ItemProperty C:\Windows\System32\drivers\mpio.sys).VersionInfo | Format-Table FilePrivatePart -Force

(Get-ItemProperty C:\Windows\System32\drivers\msdsm.sys).VersionInfo | Format-Table FilePrivatePart -Force

(Get-ItemProperty C:\Windows\System32\drivers\msiscsi.sys).VersionInfo | Format-Table FilePrivatePart -Force

2016年12月15日追記
オプションの更新プログラムを含めてWindows Updateを適用すると、さらに新しいドライバーが適用されることを確認。
Mpio.sys (6.3.9600.18531)
Msdsm.sys (6.3.9600.18217)※以前、確認したバージョンのまま
Msiscsi.sys (6.3.9600.18470)
個別のKB情報までは確認できず。

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